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Ⅱ.労働環境改善の進め方労働環境改善マニュアル

【 ステップ6 】評価・改善

~成果を測定し、次のサイクルへ~

評価実施者、評価の方法・手順を予め定めておきましょう。
評価結果に基づき、改善策を検討し、これらを「緊急に実施すべきもの」と「次回の計画で実施すればよいもの」に分類し、必要な措置を実施しましょう。
目標設定の際に設定した具体的な数値目標の達成状況を確認し、評価を適切に行うことで、次の計画策定に活かし、継続的にPDCAサイクルを回していくことで、労働環境改善の取り組みを定着させていくことが重要です。また、評価結果については、社員に迅速にフィードバックすることも大切です。

【ポイント】
「仕事の質向上」や「利益の拡大」につながっていますか。

「テップ4:計画策定」で設定した「労働環境改善」の目標の達成度を確認しましょう。また、当取り組みの基盤となる業務改善による「利益の拡大」に効果が出てきているか、確認することも大切です。以下に効果を評価する上での指標を例示します。

<労働環境改善の指標>
  1. 働き方・休み方改善の視点
    • 時間外労働の削減
    • 安全に働くための所定休日の確保
    • 年次有給休暇の取得日数増
  2. 健康支援の視点
    • 健康診断の受診率向上
    • 社員の心身を健康に保つための研修実施・情報提供
    • 有害化学物質対策(溶剤の取り扱い等)
  3. 働きやすさ確保のための環境整備(ソフト面・ハード面)の視点
    • 保育サービス利用料の補助
    • 短時間勤務制度(子育て中、高齢の社員)の導入
    • いじめ、ハラスメント対策としての相談窓口の整備
  4. 働きがいの向上に関する視点
    • キャリアアップのための研修会等への参加奨励
    • 社員の特性に応じた「業務分担変更」
<利益拡大の指標>
  • 売上高の増加
  • 仕事のミス・ロス減少による、材料費等の削減
  • 外注費の削減(業務の内製化推進)

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