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基本的CSRと戦略的CSRの考え方についてCorporate Social Responsibility

法規制を守るという行為は事業活動のどんな場面においても重要視されていますが、法律さえ守っていれば良いという訳ではなく高い倫理観のもと誠実で公正且つ透明な会社運営を行ってゆく努力をしていかねばなりません。

右図2 のとおり、CSRは2つの側面とそれを支えるガバナンス(組織統治)で構成されています。ひとつは、自らの社会的責任を果たすという企業としての必須の責任です。これは「基本的CSR」や「守りのCSR」と呼ばれています。社会から「安心できる企業」という信頼を獲得するための必須責任ということです。初歩的なことですが、例えばゴミをきちんと分別して定められた日にゴミ集積所に持っていく、或いはクライアントから再生紙指定で受注したものはきちんと指定どおりの用紙を使うなどといった、法律や契約や約束などごく当たり前のことをきちんとできる、といったことが該当します。

もうひとつは先に述べた「戦略的CSR」や「攻めのCSR」と呼ばれている領域です。これはCSRを通じて、その企業に更なる魅力や強みを付加するものです。社会からの要請によって取り組む、という受け身のCSR ではなく、事業戦略として環境・社会課題にチャレンジしていくことで企業価値の創造につなげる、或いはその中からビジネスのヒントを掴み、商品やサービスを開発し、新たな顧客の創造につなげていくといった、非常にアクティブな取り組みです。

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